シンポジウム

SYMPOSIUM

シンポジウム

全国の猟師、ハンターシェフ、文化人による
1 日限りの豪華トークセッションを開催。

〝食〟や〝自然〟〝狩猟〟などをテーマに、
私たちが生きていく上で大切な、食、自然の大切さ、
そして自然と共に生きる未来について学びます。

SPEAKER

登壇者
(順不同)



養老 孟司
東京大学名誉教授



東京大学医学部卒業。大ベストセラー『バカの壁』で有名な、医学博士。ものを多面的に捉えた切り口で の現代社会問題を論じる講演は非常に人気が高い。 

■職歴・経歴 1937年 神奈川県鎌倉市生まれ 1962年 東京大学医学部卒業。一年のインターンを経て、解剖学教室に入る。以降解剖学を専攻。 1967年 医学博士号取得 1981年 東京大学医学部教授就任(~95年)。 東京大学総合資料館長、東京大学出版会理事長を兼任。 1989年 『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞 1996年 北里大学教授(大学院医療人間科学)に就任(~2003年) 1998年 東京大学名誉教授 2003年 『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞を受賞 2006年 京都国際マンガミュージアム館長就任 2015年 神奈川文化賞を受賞 2017年 京都国際マンガミュージアム館長退任 2017年 京都国際マンガミュージアム名誉館長就任 2018年 NPO法人日本に健全な森をつくり直す委員会 委員長 

■活動歴 長年の解剖研究の結果から、身体および脳を中心として、社会、文化の問題を考える“唯脳論”を提唱 し、理科と文科の学問の統合をめざしている。『バカの壁』は、400万部を超える大ヒットを記録。 2006年には、和歌山県の「森林による二酸化炭素(CO2)吸収量認証制度」の認証・評価委員に就任、本 来の虫好きもこうじて、以前から取り組んでいる環境問題にも力を注ぐ。 

■主な著書 『世間とズレちゃうのはしょうがない』(PHP研究所) 『ものがわかるということ』(祥伝社) 『子どもが心配』(PHP研究所) 『養老先生のさかさま人間学』(ぞうさん出版) 『ヒトの壁』(新潮社) 『形を読む』(講談社) 『バカのものさし』(扶桑社) 『毒にも薬にもなる話』(中央公論新社) 他多数



楠田 裕彦
METZGEREI KUSUDA シェフ



1972年兵庫県生まれハム職人だった父の独立に伴い、鹿児島県に移り、幼少期より、仕事を手伝う。関西でイタリア・フランス料理を学ぶ。阪神淡路大震災後、『レストラン ローテローゼ』でシェフを務める。1996年、渡欧。ドイツとフランスで修業を開始。2000年より、鹿児島『クスダハム工房』にて工場長として携わる。2004年、神戸に移り『メツゲライクスダ六甲道店』を開店。2009年、芦屋店を開店。2013年、フランス国内の最優秀シャルキュティエ(肉食加工品職人)を決める『concours Chefs charcutier-traiteurs』に、特別招待選手として出場。2015年1月、『インターナショナルケータリングカップ』に『ラ シーム』高田裕介氏と日本代表として出場。魚料理部門で最優秀賞受賞。2015年11月、農林水産省料理人顕彰制度『料理マスターズ』受賞。2016年5月、『シヤンピオナートトデュモンドドゥパテオンクルート2016』アジア予選審査員に選任。2016年9月、経済産業省『クールジャパン』政策において、日本が誇るべき優れた地方産品『The Wonder500』に選ばれる。



生江 史伸
シェフ



1973年生まれ。 東京西麻布のレストラン、レフェルヴェソンスのシェフ。ミシュランガイド東京三つ星およびグリーンスター。

東京大学大学院 農学生命科学研究科修了(農学修士)。令和5年度文化庁長官表彰。 

オフィシャルHP https://www.leffervescence.jp



長野 麻子
株式会社モリアゲ代表

愛知県生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒、1994年に農林水産省に入省。2018年から3年間、林野庁木材利用課長として「ウッド・チェンジ」プロジェクトを担当。2022年6月に農林水産省を退職し、同年8月に株式会社モリアゲを設立。豊かな森を次世代につなぐことを使命とし、日本の森を盛り上げるべく日本全国を回る。一社一山(社有林、企業の森)を提唱するほか、自治体アドバイザー、木材コーディネーター、森林浴ファシリテーターなどを務め、日々「森をモリアゲる」活動を行っている。




小野寺 望
アントラークラフツ主宰





宮城県気仙沼市生まれ。宮城県石巻市在住。石巻猟友会所属。牡鹿半島でニホンジカの有害駆除を担い、狩猟や野生食材の採取などをしながら、食材の育つ背景を伝える食猟師。石巻の気候風土に育まれた四季折々の自然の恵みと、野生食材の持つ本来の味と姿を、食と自然体験のプロジェクトを通じて発信し続けている。2017年よりリボーンアート・フェスティバルと共に、ニホンジカの解体処理を行い牡鹿半島の自然の恵みを伝える拠点を運営。料理人やアー ティストなどが集い、感性を磨く場所を創っている。



河崎 芳範
KAWASAKI
オーナーシェフ

兵庫県出身 兵庫と東京のレストランで修業後、静岡に移住 「地域の魅力を伝える」をコンセプトに地域の資源を活用し、ここだからできる付加価値の付いたサービスや商品を提供している 狩猟歴15年、4丁の銃を所持し鳥類から大物獣の猟を行っている



井上 和洋
UOZENシェフ


1975年、香川県生まれ。大学卒業後、アルバイト先であった『KIHACHI』に入社。フレンチの研鑽を積み、新店舗の企画から運営まで携わる。05年に独立し、東京・池尻大橋に『HOKU』をオープン。繁盛店となるもサスティナブルで豊かな自然環境を求め、妻の故郷、新潟へ移住し、両親が営んでいた日本料理店『魚善』を改装。13年『レストランウオゼン』をオープン後、大自然に触発され狩猟や農業なども行うように。



豊島 雅也
restaurant SAI
シェフ

静岡県出身 1984年生まれ 静岡、愛知、長野とホテル、リゾート、レストランなどで働く 2013年軽井沢ユカワタンにて修行 同年Bocuse d’or TEAM JAPANとして参加 2017年 TOYOSHIMA 開業 狩猟免許取得 2021年 ゴエミヨ3トック 2022年 ゴエミヨ3トック テロワール賞 2023年 ゴエミヨ3トック  2023年 農林水産省料理人顕彰制度 料理マスターズ ブロンズ獲得 2024年 富士山の麓西湖にて奥・山梨料理 restaurant SAI 料理長就任




清水 桂
voila
オーナーシェフ


1977年生まれ 神奈川県横浜市出身。東京のフレンチレストラン、焼肉店に勤務後 2006年〜2011年スイスのレストラン勤務 その後妻の実家の八戸へ移住 2012年開業し、2016年に狩猟免許を取得 八戸近隣で狩猟をする。現在ジビエ処理場を計画中。




今村 篤
岩泉町役場
総括室長


1971年兵庫県姫路市生まれ。岩手大学工学部卒 1997年ゼネコン入社 2002年に転職し岩泉町役場に入庁。町民課、林業水産課(現農林水産課)、教育委員会、地域整備課などを経験、在籍22年のうち大半の15年を林業担当として過ごす。『なぜこんなに木の値段は安いのか?』と疑問に思い、地域を代表する広葉樹の可能性と森林の新たな価値創造へとチャレンジ。ワクワクがめぐる地域の山づくり、暮らしづくりを標榜し、日々妄想中。




奥田 悠史
株式会社やまとわ 取締役 / 森林ディレクター


大学では森林科学を専攻し、バックパッカーで世界一周旅行に出かける。帰国後、ライター・編集者に。デザイン事務所を立ち上げ独立。2016年に株式会社やまとわを立ち上げる。 地域の資源を生かして、社会と暮らしが循環する仕組みづくりを目指して活動。 やまとわの事業としては、夏は農業、冬は林業を営む農と森事業部、地域材を生かす木工事業部、その地域らしい暮らしの提案を行う暮らし事業部、森と社会をつなぐ企画をする森事業部という四つの事業部を展開。 2023年より農と森のインキュベーション施設 inadani seesのマネージャーを務める。

高橋 和馬
東京チェンソーズ
プロダクト事業部部長


大手食品メーカーで研究開発からマーケティングを経験し、大量生産大量消費を目の当たりにしたことで、生産や消費の在り方に疑問を持つ。環境問題の解決、持続可能な社会の実現を目指し、東京チェンソーズへ転職。現在は「1本まるごと木を活用する」ことをベースとした木製品の企画開発や、森デリバリー事業を担当し木育に力を入れる。

南 正人
麻布大学特命教授



麻布大学特命教授。NPO法人生物多様性研究所あーすわーむ代表理事。一般財団法人森から海へ評議員。理学博士。1957年京都府生まれ。軽井沢で15年間自然ガイドをした後、麻布大学で教員(野生動物学研究室:2022年3月まで)。1989年より共同研究者と共に宮城県の金華山島で約1000頭のシカの一生を継続観察し、社会生態学的研究を行う。近著「シカの顔、わかります」(東京大学出版会)で約30年間の調査を元にシカの生活を紹介。

森下 有
MEMU EARTH LAB 東京大学生産技術研究所 特任准教授


東京大学生産技術研究所の特任准教授として、memu earth labを主宰しています。北海道の南十勝に位置するメムを拠点に、フィールドベースの研究を介し、目の前の環境を可能性の束として再読し、それぞれが生き生かされる関係性を建築しています。またその研究の舞台となる多様な探究者に開けた研究キャンパス、Memu Open Research Campusの運営メンテナンスを一般社団法人資源再読機構として実施しています。ロードアイランド・スクール・オブ・デザインにて建築と芸術の学士を、ハーバード大学デザイン大学院にて建築理論と歴史の修士を、東京大学大学院学際情報学府にて博士号を取得しました。

長谷 耕平
ログビルダー/ハンター/皮革製造業者/食肉販売業者

EZO LEATHER WORKS代表。ハンター。 2016年北海道池田町でエゾシカ等解体処理施設の担当職員として就任。有害鳥獣駆除の現場に携わる中で、一狩猟者として、有害鳥獣駆除員として、皮を「革」として甦ら せるために最善の方法を模索していく。決して工業的ではない一つ一つに作り手の想い が乗った作品を作り、鹿革を通して「人が豊かになること」「人が笑顔になること」「人が 日常の中で少しでも自然と寄り添えること」 を目指し、形にしていきたいと考えている。

儀間 雅真
やせいのおにくや
ハンター


北海道足寄町でエゾシカ肉を中心とした野生のお肉を販売しています。代表の儀間自身がエゾシカの狩猟から解体、精肉まで一人で手掛け、すべて状態が把握できている野生のお肉を丁寧に提供しています。当日はエゾシカ肉の加工品をお持ちしますのでぜひお試しください。


井上 健吾
ビストロエトッフ
料理人

1978年生まれ、京都市出身。 大学卒業後、調理師専門学校に進み神戸のホテルに就職。3年間勤務したのち3ヶ月フランス放浪の旅に出る。 帰国後は北海道ニセコを拠点に東京、大阪、イタリア、宮古島に異動。 2016年、妻の地元の八戸市に移住。 2019年にビストロ開業。 2020年、夫婦で狩猟免許取得。有害鳥獣駆除活動にも従事。 狩猟者登録も済んで、猟期の始まりを心待ちにする日々。


深本 南
社会起業家、環境活動家、ELEMINIST創設者

社会起業家、環境活動家、ELEMINIST創設者 10歳で環境活動家を志し、大学在学中の2002年に環境団体を共同設立する。ビジネスを通じた社会貢献を目指し、2004年にファッション業界に転身。ラグジュアリーブランドを中心としたECコンサルティング、事業部長、クリエイティブ室室長などを経て、2020年にサステナブルな暮らしをガイドするメディアコマースELEMINISTを創設。2023年、株式会社UPDATERエグゼクティブアドバイザーに就任し、オーストラリア発エシカル評価機関「Good on you」の日本版「Shift C(シフトシー)」に携わる。そのほか、サステナビリティに特化した企業の顧問やコンサルティング、新規事業を多数展開する。

※小林武史氏の登壇はキャンセルとなりました。

タイムスケジュール                 

10:00~10:10
開会の挨拶-会場ブース・セッションの案内-
江良慶介

10:10~11:20
ハンターシェフ -森からの皿、ハンティングライフ-
河崎芳範、井上和洋、豊島雅也、清水桂、深本南、小野寺望

11:20- 12:25
魅力的な森林活動をするフォレスター -私たちの活動を通しての林業-
長野麻子、今村篤、奥田悠史、高橋和馬

12:30-12:55
音楽ライブ 四家卯大

13:00~13:45
基調講演
養老孟司

13:50~14:30
音楽ライブ
西瓜兄妹

14:25~15:40
研究者からのメッセージ-海山森の実情、憂いと希望-
南正人、生江史伸、森下有、深本南

15:55~17:00
プロハンターとシャルキュティエ-ハンティングライフ-
楠田裕彦、長谷耕平、儀間雅真、井上健吾、深本南、小野寺望

17:00~
ライブダンス

深本 南

社会起業家、環境活動家、ELEMINIST創設者 10歳で環境活動家を志し、大学在学中の2002年に環境団体を共同設立する。ビジネスを通じた社会貢献を目指し、2004年にファッション業界に転身。ラグジュアリーブランドを中心としたECコンサルティング、事業部長、クリエイティブ室室長などを経て、2020年にサステナブルな暮らしをガイドするメディアコマースELEMINISTを創設。2023年、株式会社UPDATERエグゼクティブアドバイザーに就任し、オーストラリア発エシカル評価機関「Good on you」の日本版「Shift C(シフトシー)」に携わる。そのほか、サステナビリティに特化した企業の顧問やコンサルティング、新規事業を多数展開する。

シンポジウム・マルシェ
ACCESS

仙台市青葉山公園「仙臺緑彩館」前広場

〒980-0863 宮城県仙台市青葉区川内追廻無番地

仙台市営地下鉄 東西線 「国際センター駅」から徒歩10分